S-2 DOMINOはル・コルビュジエの建築理論にインスパイアされて生まれました。ル・コルビュジエは20世紀を代表する建築家のひとり。ル・コルビュジエは、1914 年新しい住宅システム「ドミノシステム」を考案しました。「ドミノシステム」は発想優先のプランニングと住み方の変化への対応を可能にし、20 世紀モダン住宅の先駆けとなりました。
このように時代が変わっても昔から変わらない住宅建築の課題、それは「どんな場所にも適応でき、かつ時代を超えて通用する建築システムとはなにか」を考え出すこと、といっても過言ではありません。
S-2 DOMINOは、長い間都市住宅に真正面から取り組んできた新住宅の、住宅建築システムについてのもっとも今日的な回答でもあります。
S-2 DOMINOは動くもの、動かないものを見極め、コスト配分します
S-2 DOMINOでは建築本体に付帯する要素、例えばバルコニー、玄関や窓の庇、間仕切り、建具、収納などを部品化することを推進しています。これら部品は多くの家で共通して使われることを想定してつくられるものですから、工場生産が可能となり、品質の保証、コスト低減などさまざまなメリットを持つことになります。
それに対して建築本体や取り替えが容易でない箇所には、S-2 DOMINOでは素材や施工にこだわることをお薦めします。
新住宅には一般ハウスメーカーの半分の価格で提供できる現場施工のノウハウがあります。効率と経済性を追究するS-2 DOMINO。実はお金をかけるべきところにかけられる頼もしい
システムなのです。
S-2 DOMINOはライフスタイルにあわせ変幻自在
S-2 DOMINOは在来工法による柱梁構造です。耐震壁の役割りを果たす外壁と床以外はフレームによって構成されるため、大きなオープンスペースをつくることができます。そしてそこに、間仕切りとなる建具・バルコニー・キッチンなどのさまざまな建築部品を配置することにより、個性に合わせた生活空間を自由に構成することが可能になりました。内部空間がいつでもスケルトン状態に近くなるため、ライフステージに応じて間取りを変えることも容易です。また高い天井高により、ロフトや吹抜けなどのプラスアルファ的な居住空間が生まれるなど、建築許容体積を最大限に利用する新発想の住宅システムです。